イギリスの大学院留学を考えるにあたり最大の障壁となるのが、その高い学費!という方多数いらっしゃると思います。奨学金を調べるも海外の修士課程向けの奨学金の情報が少なくて困る方も大勢いることと思います。
そこで今回はイギリスの大学院進学に適した返済なし(給付型)の奨学金を調べましたので紹介していきたいともいます。
※以下で紹介する情報は全て2019年度の情報をもとにしたものです!
- イギリス大学院留学給付型奨学金① 中島記念財団
- イギリス大学院留学給付型奨学金② 伊藤国際教育交流財団
- イギリス大学院留学給付型奨学金③ 中島記念国際交流財団
- イギリス大学院留学給付型奨学金④ JASSO海外留学支援制度
- イギリス大学院留学給付型奨学金⑤ 本庄国際奨学財団
- イギリス大学院留学給付型奨学金⑥ 大真奨学金
- イギリス大学院留学給付型奨学金⑦ BCJA英国留学奨学金
- その他イギリス大学院進学者向け返済なしの奨学金
イギリス大学院留学給付型奨学金① 中島記念財団
イギリス大学院留学に適した奨学金1つ目は平和中島財団の奨学金です。この奨学金は海外大学の修士課程に進学する日本人を対象に募集をしている奨学金です。応募資格として、「応募時に日本国内に移住するもの」[公益財団法人平和中島財団2020年度日本人留学生小学生募集要項(http://www.hnf.jp/shogaku/youkou/2020youkou_nihon.pdf)より]とあるので現在日本に在籍しており海外の大学院に進学する方も対象と思われます。
募集人数:15名
支給額:月額20万円と往復の渡航費
支給期間:2年以内
申し込み時期:9月~10月
イギリス大学院留学給付型奨学金② 伊藤国際教育交流財団
イギリス大学院志願者にお勧めする奨学金2つ目は伊藤国際教育交流財団の奨学金です。こちらは募集対象者として、海外の大学院等に正規に入学を志す者とありますので、イギリス大学院進学を目指す方にうってつけの奨学金となります。
URL<http://www.itofound.or.jp/scholarship-jp/about-the-program>
募集人数:12名程度
支給額:学費の実費(年間300万円以内)
支給期間:2年以内
申し込み時期:6月~8月
採用実績:2019年13名採用(193名の応募)
イギリス大学院留学給付型奨学金③ 中島記念国際交流財団
イギリス大学院を考えている方おすすめの返済なし(給付型)奨学金3つ目は中島記念国際交流財団です。応募の対象者は海外の大学の修士号や博士号をとるために留学する者とあります。ただこちらは学ぶ学問分野に限りがあり、①情報科学、②生命科学、③経営科学となっています。給付額についてはかなり手厚い奨学金ですが、博士号志望者もいるためイギリス大学院の修士課程志望者は厳しい競争になるかもしれません。
URL<http://www.nakajimafound.or.jp/koubo.htm>
募集人数:10名程度
支給額:学費の実費(年間300万円以内)、月額20万円、往復航空費
支給期間:2年以内
申し込み時期:8月
採用実績:2019年10名採用(89名の応募)
イギリス大学院留学給付型奨学金④ JASSO海外留学支援制度
イギリス大学院に適した給付型奨学金4つ目はJASSOの海外留学奨学金(大学院学位取得型)です。JASSOは返済型の奨学金中心のイメージを持たれている方も多いと思いますが、今回紹介するものは返済なし(給付型)の奨学金です。
採用人数もとても多く、給付額も手厚いとても魅力的な奨学金です。こちらの対象者は海外の大学に修士号、博士号取得を目的として渡航する方です。イギリス大学院進学を考えている方対象の奨学金と言えます。卒業した(見込み)大学を通しての応募と、個人応募の2種類があるようです。
URL<https://www.jasso.go.jp/ryugaku/tantosha/study_a/long_term_h/>
募集人数:80名程度
支給額:学費の実費(年間250万円以内)、月額10万円程度
支給期間:2年以内、博士号は3年
申し込み時期:9月~10月
採用実績:2019年度95名採用
イギリス大学院留学給付型奨学金⑤ 本庄国際奨学財団
イギリス大学院進学に向けた5つ目のおすすめ返済なし(給付型)の奨学金は本庄国際奨学財団の奨学金です。本奨学金は学位の取得を目指し、海外の大学院に留学予定の者としています。イギリス大学院進学の方も応募できる奨学金で、応募時期が他の奨学金と違うので、ある程度出願状況・合否がはっきりしてから応募できるのがいいところではないでしょうか。
URL<https://www.hisf.or.jp/scholarship/abroad/>
募集人数:3~5名程度
支給額:月額20万円程度
支給期間:2年以内
申し込み時期:2月~4月
イギリス大学院留学給付型奨学金⑥ 大真奨学金
イギリス大学院志願者にお勧めしたい6つ目の奨学金は大真奨学金です。海外の大学院入学予定者の方対象の奨学金です。募集人数が少なく給付額も正確な記載がないですが、知名度が低い奨学金ですので、イギリス大学院進学を狙っている方ぜひチャレンジしてみてください。
募集人数:数名
支給額:学費の一部
支給期間:1年間
申し込み時期:12月~1月
イギリス大学院留学給付型奨学金⑦ BCJA英国留学奨学金
7つ目はBCJAの奨学金です。イギリスの大学・大学院入学予定者の方対象の奨学金です。募集人数が少なく給付額も少ないですが、イギリス留学対象者に限定されています。イギリス大学院進学を狙っている方で少しでも学費の足しにしたい方はぜひ応募してください。
URL<http://www.bcja.net/scholarship_guide.html>
募集人数:5名程度
支給額:15万円
支給期間:15万円のワンショット
申し込み時期:3月~5月
採用実績:4名(67名の応募)
その他イギリス大学院進学者向け返済なしの奨学金
今回は7つ返済なし(給付型)の奨学金を紹介しました。できるだけ学問の制約などがなく、イギリス大学院留学予定者の方、大勢が応募資格に該当するような奨学金を選んでみました。
狭い分野で行くと、開発学(イギリス大学院留学者には人気のある分野かと思います)を学びその後そのフィールで活躍の意思のある方を対象にした、一般社団法人国際開発機構の奨学金や、女学生だけを対象にした一般社団法人CWAJの奨学金などの返済なし(給付型)奨学金もあります。移住地域によっては自治体からの奨学金を受けられるところもあります(埼玉県の埼玉発世界行き奨学金やロータリー財団による奨学金など)。
イギリス大学院志望者はぜひ本記事で紹介した奨学金だけでなく他の奨学金のサイトも訪問し自分に適したものがあるかを探してみてください。
奨学金を見つけたら次は志望校選定に移りましょう!
奨学金の出願時期と同時に、英国大学院の出願の時期・審査期間の把握も大切です!